口の中にはおよそ数百種類の細菌が住んでいますが、ブラッシングが充分でなかったり、砂糖を過剰に摂取すると細菌がネバネバした物質を作り出し、歯の表面にくっつきます。
これを歯垢(プラーク)と言い、粘着性が強くうがいをした程度では落ちません。この歯垢が、虫歯や歯周病をひき起こします。
歯周病は、この歯垢(プラーク)の中の細菌によって歯肉に炎症をひき起こし、やがては歯を支えている骨を溶かしていく病気のことで、結果的に歯を失う原因となります。
歯垢(プラーク)は取り除かなければ硬くなり、歯石と言われる物質に変化し歯の表面に強固に付着します。 これはブラッシングだけでは取り除くことができません。
また、歯周病の原因菌がつくる毒素や炎症を引き起こす部室が、血液中に入り込み、様々な病気を引き起こします。 そうならないためにも、当院では歯周病治療に力を入れています。
歯周病は、歯を支える歯周組織を破壊する病気で、初期には自覚症状がほとんどなく、気づかない間に進行していきます。それを食い止めるためにも、歯周病の治療を早期に受けましょう。
歯周ポケットを測定し、歯周病の進行状況を評価します(プロ―ビング)。これによって、歯周ポケットの深さと検査時の出血の有無を調べることで、炎症の存在と歯周病の進行程度が分かります。レントゲン写真だけでは把握できない頬舌側の歯槽骨吸収などの状態も判断します。 | |
歯周病の原因であるプラークを、超音波と水で丁寧に除去していきます。 | |
歯周ポケットを再度測定し、初期の歯ぐきの状態と良くなっているかどうか、比較します(プロ―ビング)。 | |
歯ぐきの炎症が治まってきたことで出てくる歯根についた硬くなった汚れを一本一本手作業で丁寧に除去していきます。 | |
歯周組織の改善を待ち、再度評価します(プロ―ビング)。 | |
定期的なメインテナンスを行っていきます(必要であれば継続的な来院)。 |